なおちの日記

何でも興味を持ったらトライしてみる!

適職とは 4日目

自分に合った職業や働き方はいったいどういう事だろうか。

仕事とは収入を得る代償として甘んじて受け入れることなのだろうか。

 

好きなことを仕事に、安定した業種の選択、フリーランススキルアップできる仕事、自分の強みを生かせる仕事。

いずれの考え方にも一定の説得力がありどれを選択するか正直戸惑ってしまう。

しかし、いずれかを選択したとして自分自身が振り返って成功したと感じれるかの保証はない。

不確かな未来へ自分の価値観やライフスタイルを組み込み、自分だけの適職の選び方を『科学的な適職』では教えてくれている。

この本で言う適職の定義とは「あなたの幸福が最大化される仕事」ということだ。

幸福な仕事選びに役立つ可能性が高いテクニックを5つのステップとして体系化してくれている。

 

正しい職業選択のための5ステップ「AWAKE」という戦略

 

①幻想から覚める(Access the truth)

 まずはキャリアアドバイスなどの真偽を検討し、職業選択で陥りがちな幻想から目を覚ます。具体的には「好きを仕事にしよう」や「適正に合った職業を探そう」といった主張が正しいかチェックする。

 

②未来を広げる(Widen your future)

 キャリア選択を誤らせる”最大の原因”を特定し、その問題を克服すべく「人間が本当に幸福を感じる仕事とは何か」について学び、仕事選びに関する自身の視野を広げるのがこのステップの最大のポイントです。

 

③悪を取り除く(Avoid evil)

 このステップは「人間を不幸に追いやる職場の条件とは」という問題を考え、人生からできるだけ困難を取り除く方法をチェック。そこからさらに数ある人生の選択肢から最適なものを選ぶためのツールを紹介。

 

④歪みに気づく(Keep human bias out)

 人間の脳に巣食う「バグ」を探し出し、自分の意思決定が間違った方向に進んでいないかどうかを確かめるステップで、「プレモータム」や「イリイスト転職ノート」といったバグフィックスの手法を学んでいく。

 

⑤やりがいを再構築する(Engage in your work)

 最後に「仕事選びはどこまで正しかったのか」や「仕事にやりがいを持つにはどうすればいいのか」などのポイントを押さえ、「仕事満足度尺度」や「ジョブクラフティング」という手法で日々の幸福度を上げていく。

 

このやり方を使う最大の目的は

『意思決定の精度を上げて正しい仕事を選ぶ』、『正しい仕事を通して人生の幸福度をを上げる』の2つのためのプロセスだ。

 

5つのステップを1つずつ掘り下げて解説し具体的に実践できる内容になっている。

 

 すべてを網羅し完璧な理解を得れたわけではないが、転職をする際の一助となることは間違いない一冊だ。